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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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女性
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アルバイト
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読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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635冊目!

午後の音楽

小池 真理子

(集英社文庫) 集英社 (2018-01-26)

「ナツイチ2011」より

ここしばらく、恋愛小説を読んでいなかったことに気がつきました。仕事に関連して、青春ものや国語の教科書の参考になりそうな本を意識して選んでいたようです。

主人公が10代から20代に設定されている作品はこのブログでも多く紹介してきました。40代、あるいはそれ以上の「大人の恋愛」を描いた小説は、最後にいつ読んだかよく思い出せません。

新年が明けて、私もいい年した大人になったもんだよなあと思うものの、未だに大人になりきれた自覚はなし。その理由の1つは、役所に正式に届けを出すチャンスがないまま、同棲生活をずるずる(?)続けていることもあります。

「家族とは何か。家庭とは何か。未だによくわからないのだ、とあなたは書いていたけれど、それも全く私と同じ」(p. 136

もし作中の彼らのように、人並みに結婚して子どもがいても「家族や家庭とは何か」わからない人たちがいるのなら、少し救われた気持ちになります。変ないい方ですが、悩んでいるのは自分一人ではないと思えて安心できそうです。

今思えば特殊な家庭で育ったので、自分は永久に家庭を持つ資格なんてないんじゃないか、幸せになってはいけないのではないか、と強い不安に襲われることは日常茶飯事です。ようやく実家から離れて平穏な生活を手に入れて、体調も安定してきたのに。

恋愛小説を読んで久しぶりにいろいろ考えたのですが、結局こうやって書き出すと「家」という言葉が重くのしかかってくる・・・。

今年は自分の家をどう作っていくか、目標にしてみるのもアリかな。

→著者の他の作品:
  ・『欲望』 (2005/05/13の記事
  ・「康平の背中」 『七つの怖い扉』収録 (2005/05/25の記事

→この本にハマったら次はコレ!!
  ・荻原 浩 『さよならバースデイ』 (2017/12/10の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.2cm)

p. 175 に登場した映画:
男と女
男と女
posted with amazlet

Happinet (2017-05-02)

p. 201に登場した映画:

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