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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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あのころはフリードリヒがいた あのころはフリードリヒがいた

リヒター Hans Peter Richter
訳:上田 真而子

(岩波少年文庫) 岩波書店 2000-06-16

by G-Tools
(原題:Damals war es Friedrich)

小学生の頃、祖父からもらった文学全集の中にこの作品が入っていました。(全30巻! 今思うと、すごいものを送ってきたもんだ・・・) マンガなどでドイツのユダヤ迫害について多少は知っていたものの、当時は「とても暗い作品」の印象が強かったと記憶しています。

20年近く経過して、作品の一部が中学国語の教科書に使われていることを知りました。「あれ?こんな場面あったっけ」・・・お話の内容をはっきりと思い出せないことに気づき、もう1度手に取る機会をようやく得ました。

今読んでみると、ドイツ人の少年から見た戦争や迫害がとても客観的につづられていることがわかりました。あまりにも淡々としている分、子どもの頃の私には「冷たく、暗い印象」しか残らなかったのかもしれません。

日本にも戦時中の出来事を記した文学作品はありますが、子どもを主役にしたものでここまで冷静に書いた作品は思い当たりません。どうしても悲劇的・美談的になってしまうのは国民性の違いなのでしょうか。

→著者の他の本:
  ・『ぼくたちもそこにいた』 (2018/12/02の記事
  ・『若い兵士のとき』 (2020/11/21の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.5cm)

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