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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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53冊目!

新・寝台特急殺人事件 新・寝台特急殺人事件
西村 京太郎

(光文社文庫) 光文社 2006-05-11


by G-Tools
<西村京太郎作品にチャレンジ!1冊目>

彼氏と弟が共に鉄道好き・西村京太郎ファンで、「流れ星/ねーちゃんも読め!」とチャレンジすることになりました。

無数の…それこそ星の数だけ作品がある中で彼氏から渡された記念すべき1冊目は、『新・寝台特急(ブルー・トレイン)殺人事件』。暗闇の中を疾走する空間の中で、十津川警部の推理と事件が次々と描かれていきます。

事件の発端は東京都内。暴走族上がりのチンピラにからまれた青年が、偶然相手を刺してしまうところから始まります。殺人容疑をかけられたまま、彼は寝台特急「さくら・はやぶさ」で逃走。

作品の読みどころは、動く密室と化したブルートレインの中で錯綜する出来事の連続と、終着駅・長崎で繰り広げられる「青年×警察×ヤクザ」の三つ巴の戦い。

個人的には長崎が大好きなので地理がわかって面白かったんですが、なるほどここが西村作品の醍醐味なんですね。推理もしつつ、電車に乗ってまるで自分も旅行をしているような雰囲気を楽しめるという…。

印象的だったのは、十津川警部が最後に青年に向かって言う言葉。

「君は、そういうグループに入らないと、何もできない人間なのか。何か、大きなバックに頼らないと、何もできない意気地なしなのか!」(p. 310)(具体的に「グループ」が何を指しているかはネタバレになるので内緒)

なんだか、西村京太郎から現代の若者へのメッセージのようにも聞こえてきます。

彼氏も弟も西村京太郎をどんどん読みこんでいます。私も彼らとの話のネタに、これからできる限り読んでいこうと思います。

(彼氏から譲り受けて・背表紙幅:1.4cm)

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