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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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597冊目!
私はゲゲゲ 私はゲゲゲ
神秘家水木しげる伝

水木 しげる

(角川文庫) KADOKAWA 2015-03-25

by G-Tools
「発見!角川文庫2011」より

朝ドラ「ゲゲゲの女房」が懐かしいです。ドラマは水木さんの奥さんの視点でしたが、こちらは水木さんの自伝。他にも自伝は出版されていますが、この作品では自らを「神秘家」と呼んでいるところが特徴です。

日本の妖怪だけでなく、外国の先住民の精霊信仰や祭りにも興味を示している著者。晩年まで積極的に視察を重ね、各地のお面や人形を集めていたそうです。

もし私が家族の一員だったら、「こわい顔や不気味な顔のものもあるのに、どうしてお金まで払って一生懸命集める必要があるの?」と文句を言いたくなります。博物館の学芸員じゃあるまいし・・・。

しかし本書を読んで、少し水木さんの思いがわかった気がしました。世界には、目に見えないけれど生きているものがまだたくさんある、それらを信じている人たちもたくさんある、その出会いの連続に喜びが収まらなかったのかもしれません。

魔よけを払うお面や人形も単なる「モノ」ではなく、魂が宿った「仲間」であり友だちとしか思えなかったのでしょう。気がついたら自分の周りに彼らのほうが集まっていた、というのが著者の言い分のようです。

友だちと無邪気に遊ぶ少年のような人だったのだな、と思います。

→次に読みたい本を発見!
  ・畠中 恵 『つくもがみ貸します』 (2017/10/11の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.8cm)

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