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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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重松 清

(角川文庫) 角川書店 2005-05-25

「発見!角川文庫2011」より

作品が発表された当時、単行本の表紙のデザインが不気味で強烈な印象だったことを思い出します。

見た目とは違い、読み始めると二人称で語られる不思議な小説でした。主人公の幼い頃がのどかな景色の描写と共に書かれていて、その後の展開との対比が際立ちます。

兄が起こした放火事件をきっかけに家庭が崩壊。 地域社会から孤立し、父は蒸発、母も借金を重ねて行方知れずに。一人残った少年の人生が狂いだしていきます。

これまでに読んだ著者の作品と違い、聖書の言葉と神父の登場が強い印象を残している作品のように思えました。まるで神の目線で少年で追っているような文章で、必死で生きようとした彼の姿からは、いわゆる「少年犯罪者」や「不良」のイメージはありません。

→著者の他の本:
  ・『エイジ』 (2005/07/19の記事
  ・『ナイフ』 (2006/04/16の記事
  ・『きみの友だち』 (2015/08/23の記事
  ・『せんせい。』 (2015/10/04の記事
  ・『きよしこ』 (2019/03/03の記事
  ・『ロング・ロング・アゴー』 (2019/03/27の記事

→次に読みたい本を発見!
  ・三浦 綾子 『氷点』 (2008/11/16の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:上下巻合わせて3.1cm)
疾走 スタンダード・エディション [DVD] 疾走 [映画版DVD]

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