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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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498冊目!
(新潮文庫の100冊/97冊目)
きみの友だち きみの友だち

重松 清

(新潮文庫) 新潮社 2008-06-30

by G-Tools
友だちって、なんだろう。

私は20年近く、ずっと考えてきました。きっかけは小学2年で転校を経験したこと。そして、私立の女子校を受験したこと。今思うと、数年ごとに友人との関係がリセットされて、同年代との交流に抵抗を持つようになっていました。

親友って何? いつも一緒にいる子? ケンカしたり、意見が食い違ったりしたら、友だちの関係ってもう終わり? 当時の私も、疑問に思いつつ大人には聞けないまま、日々をすごしていた記憶があります。

ケータイやスマホで人間関係を構築する現代の子どもたちは、今の大人よりももっとシビアな印象です。返信がなければ仲間はずれ、ちょっとした発言で派閥争い…まるで大人の世界を映しているかのよう。

そんな中で、本書の主人公たちが選んだ「友だち」は少し変わっています。周囲からすれば、「なんで一緒にいるのかわからない」組み合わせ、でも本人たちにとっては「互いに選び合った」関係のようです。なんだか結婚と似てる・・・。

個人的には、彼らがうらやましいです。もしこの作品が15年くらい早く発表されていたら、当時の私も何らかの希望が持てたかもしれません。

→映画の公式Webサイト:
  ・http://www.cinemacafe.net/official/kimi-tomo/

→著者の他の本:
  ・『ナイフ』 (2006/04/16の記事
  ・『エイジ』 (2005/07/19の記事
  ・『せんせい。』 (2015/10/04の記事
  ・『疾走』 (2017/10/27の記事
  ・『きよしこ』 (2019/03/03の記事
  ・『ロング・ロング・アゴー』 (2019/03/27の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.6cm)

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