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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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591冊目!
(2012・新潮文庫の100冊)
檸檬 檸檬

梶井 基次郎

(新潮文庫) 新潮社 2003-10

by G-Tools
パブロフの条件反射の例として、梅干しがよく挙げられます。梅干しを見たり想像したりすると、酸味や風味を無意識のうちに思い出し、唾液の分泌が促進されるというものです。

同じく酸味の強い食品として、レモンでも同じことが起こる人は多いのではないでしょうか。梅干しは日本の食材なので、レモンの方が他文化では一般的かもしれません。

今年の夏は、「塩レモン」や「レモン風味」をうたった期間限定の菓子や清涼飲料が多かった気がします。暑い夏でも、食品メーカーはレモンのさわやかさを打ち出して販売促進を目指したのだと思います。

レモンという言葉から私たちが想起するのは、酸味だけではありません。皮の冷たさや独特の紡錘形、その場の空気も浄化するような黄色よりも明るい色。梅干しよりも五感をより刺激してくれる食品に思えます。

そのレモンをタイトルにしたこの1冊。著者はとても繊細な感性を持つ人物だったのだと、改めて感じました。

→他の出版社の版:
  ・『檸檬』 角川文庫版 (2005/01/09の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)

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