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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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586冊目!

霧笛荘夜話 霧笛荘夜話

浅田 次郎

(角川文庫) KADOKAWA 2013-05-25

by G-Tools
「発見!角川文庫2011」より

タイトルは「むてきそうやわ」と読みます。関西弁のメッセージかと思ったら、全く関係ありませんでした。。。

表紙に描かれた、清楚でおしゃれな女性。上品な洋館を始め想像していました。ところが登場する住人たちはそれぞれの人生に秘密や闇を抱えていたり、社会の底辺で生きていたり。今にも取り壊されそうなオンボロアパートには、部屋の数だけドラマが刻まれています。

私が今住んでいる賃貸物件も築50年くらい。外壁がところどころはがれていて、たぶん友人を呼んだら驚かれるくらい、見てくれはヒドい集合住宅です。(一応、中はきれいにリフォームされているので、意外と暮らしやすくて穴場物件だと思うのですが)

この部屋も、かつては別の主たちがいてそれぞれの生活を営んでいたはず。柱に残った傷や、古い釘の跡を目にするたび、どんな人たちだったのかふと思いを馳せてみることがあります。そして、彼らが今どうしているのか、あるいはもうこの世にはいないのか・・・なども。

新しく建てかえられた建築物についつい注目が集まりがちですが、古い建物にも住人と年月の記憶が刻まれていると考えると、これから別の見方ができそうに思えます。

→次に読みたい本を発見!
  ・松本 清張 『蔵の中』 (2022/12/29の記事

→著者の他の本:
  ・『僕は人生についてこんなふうに考えている』 (2009/03/03の記事
  ・『夕映え天使』 (2013/12/23の記事

(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.2cm)

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