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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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130冊目!

ゴールデンボーイ ゴールデンボーイ
恐怖の四季 春夏編

スティーヴン キング Stephen King

(新潮文庫) 新潮社 1988-03


by G-Tools
※「恐怖の四季」秋冬編の『スタンド・バイ・ミー』はこちら→2005/09/08の記事

表紙のデザインが不気味。でも内容も負けず劣らず怖い。

「春」は映画「ショーシャンクの空に」の原作となった「刑務所のリタ・ヘイワース」という作品。映画を見た人ならさくさく読めそう。

そして「夏」が、表題作の「ゴールデンボーイ」。優等生の少年が、元ナチス戦犯の男を見つけて収容所での体験を聞きだす。そのうちに2人のかけひきともいえる交流が始まり、互いが「表」と「裏」の顔を持つまでに至る。

この2つの作品、よく見るとつながってるんだね。登場人物が一部ダブっていたり、2つとも自分の秘密を隠す金庫の「カギ」がテーマになっていたり。でもそれぞれの作品が示すメッセージは全然違う。

トッドが自分を守るためにどんどん秘密や嘘で身を固めていく過程、ドゥサンダーが過去の記憶を取り戻して起こす行動が見どころ。どちらも読んでてこわいことは確かだけど、これも人間の一面なんだと思うと「狂ってる」なんて言葉じゃすまされない気がする。

キング原作の映画をいくつか見たことがある人! 小説もおすすめだよ。

(C市図書館で借りて)

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