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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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157冊目!

流れ星が消えないうちに 流れ星が消えないうちに
橋本 紡 (はしもと つむぐ)

(新潮文庫) 新潮社 2008-06-30


by G-Tools
タイトルが気になっていたら、「2011新潮文庫の100冊」に選ばれていました。

「流れ星」は、主人公たちのうち誰を指すのか、考えながら読んでいました。

遠い外国で交通事故に遭い、一生を終えた加地君なのか。彼との思い出を心にしまい続けて過ごす奈緒子なのか。奈緒子と加地君が幸せに結ばれるよう、そっと見守り続けてきた巧君なのか。

読み終えてみて、はっきりとした答えは出ませんでした。「流れ星」は一つとも複数ともとれるし、実際に本編には「流れ星マシン」なるものが登場して、プラネタリウムに次々と流星群が映し出される場面があるからです。

空を見上げて、輝く星に願いをかける。大昔から、人間が行ってきたことです。人間は飛ぶことができないから、空はいつも未知の世界です。いつも輝き続ける星や、突然現れて姿を消す流星を目にして、人間が抱く感情というのはいつの時代も変わらないのかもしれません。

流れ星が消える前に3回お願いしたって、間に合うわけがない…そうわかっていても、思わず願いをかけたくなる。夜空を見上げて流れ星を探したくなる。よく考えると、不思議です。

本屋さんではせつないラブストーリーとして紹介されていますが、せっかくハンドルネームと同じなのでそんなことも考えて読んでいた次第です。

→本文中に登場した作品:
  ・p.26 太宰 治 『斜陽』 (2011/09/23の記事
  ・同上 マン 『トニオ・クレーゲル』 (2011/10/05の記事
  ・同上 森 鴎外 『舞姫』 (2011/11/22の記事
  ・同上 ヘッセ 『車輪の下』 (2011/10/03の記事
  ・p.170 大島 弓子 『グーグーだって猫である』 (2011/11/18の記事
  ・p.206 宮沢 賢治 『銀河鉄道の夜』 (角川文庫) (2008/09/05の記事
  (新潮文庫) (2005/02/16の記事)  (集英社文庫) (2012/09/01の記事

→映画の公式サイト:
  ・映画 『流れ星が消えないうちに』 公式サイトhttp://nagareboshi-movie.com/

(古本屋で購入・背表紙幅:1.5cm)

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