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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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442冊目!

夜市 夜市
恒川 光太郎

(角川ホラー文庫) 角川書店 2008-05-24

by G-Tools
「発見!角川文庫2011」より

もし、何でも買うことができる市場があるとしたら、あなたは何を買いますか?

主人公はかつて小学生のときに弟と一緒に「夜市」に迷いこみ、弟を売って野球の才能を買いました。10年以上たって、弟を売ったことを後悔し罪悪感に苦しむ主人公。もう1度弟を買いなおそうと、再び開かれた夜市に足を運びます。

ホラー文庫に収録されているので、はじめはどんなグロテスクな場面が出てくるんだろうと不安でした。ところが語り口は静かで、絶叫モノ系というよりは静かな薄寒さが終始流れている感じ。夜明けに近い、薄もやが似合う雰囲気です。

私たち人間が暮らすこの世。妖怪や幽霊、異形の者たちが暮らすあの世。複数の世界をつなぐ場としての夜市は、それらを行き来する登場人物たちの旅の始まりにも終わりにもなります。異世界への旅という意味では、ファンタジーに近い要素も含む作品です。

短編「風の古道」も併録。

→次に読みたい本を発見!
  ・東野 圭吾 『夜明けの街で』 (2015/03/10の記事

NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)

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