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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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もうすぐ通算650冊に到達予定。
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512冊目!

7つの習慣 7つの習慣
成功には原則があった!

コヴィー Stephen R. Covey
訳:川西 茂

キングベアー出版 1996-12-25

by G-Tools
(原題:THE SEVEN HABITS OF HIGHLY EFFECTIVE PEOPLE)

近年、図解版やマンガ版も出ています。ビジネスや自己啓発の本を読むと、よく取り上げられているタイトルの1つです。

手にとって裏表紙を初めて目にしたとき、多くの著名人が絶賛のコメントを寄せていたので驚きました。20年近く、今でも世界各国で読まれている実力はお墨付きのよう。

「○○個実践すれば成功できる」と銘打った啓発本はたくさんあります。本屋さんでは目を引くし、それだけ身につければすぐ稼げるようになれそうで、ついつい私もそんな本は気になってしまいます。

ところがこの本が他と一線を画しているのは、「お手軽さ」を一切排除した内容になっている点。1度読んで、さあ早速実行に移せるかというと、うまくいかないと思います。

本文の中で「個性主義」と呼ばれている「お手軽ビジネス本」は、話し方やマナーなど仕事の表面的な技術だけで成果を出そうとする考えで書かれています。しかしこの本は正反対で、まずは自分の内面を見つめなおし、家族や人間関係をも豊かにしながら生きることを説きます。とても哲学的で、深い内容です。

もしこれを日本人が徹底していったら、今問題の「マンションのくい打ちデータ偽装問題」は2度と起こらないでしょう。目先の利益を優先するのではなく、自分も周りの人間も幸せにするために働くことが最重要になるからです。

著者は「仏教の信徒ですか」と尋ねられたことがあるらしいですが、本文の内容には日本人がもともと持っていた道徳観と共通する部分もあります。その点は読みやすいと思います。

→本文中で紹介されている本:
  ・フランクル 『夜と霧』 (2012/10/13の記事

→この本について触れている本:
  ・木村 尚義 『ずるい考え方』 (2012/12/03の記事
  ・勝間 和代 『インディな生き方』 (2009/06/01の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:3.0cm)

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