ルイス 『ライオンと魔女』

172冊目！

ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1) ルイス　C. S. Lewis 訳：瀬田 貞二 （岩波少年文庫）　岩波書店 2000-06 by G-Tools

「ナルニア」シリーズ1冊目。

小学生だか中学生だったか、ずいぶん前に１回読んだ覚えがある。映画を見る前に復習がてら読みたいな～と思っていたのに、あいにく図書館にあった本は全て「貸し出し中」。そこへ実家からうまい具合に貸してもらうことができて、２～３日くらいで一気に読んだ。

「衣装だんす」「街灯」「外套」「アスラン」・・・懐かしいなぁ。「アダムの２人の息子」と「イブの２人の娘」と呼ばれた４人の子供たちが４つの王座について、ナルニアを治めて帰ってくる場面。それから、アスランがエドマンドの身代わりに殺されて、生き返る場面。

前に読んだ時は気づかなかったけど、これは明らかにキリスト教思想が背景にあるね。罪のないアスランが、エドマンドの罪を背負って死んでいくところ、これはなんだか聖書のイエスの受難の場面を読んでいるみたい。

さてさて、復習（予習？）が終わったところで、お次は映画を拝見といきますか！

→本書について触れている本：
　　・長山 靖生　『謎解き　少年少女世界の名作』　（2012/05/13の記事）
　　・恩田 陸　『夜のピクニック』　（2015/11/07の記事）

（実家から借りて）

2006/04/02 (Sun) 「ナルニア国物語」