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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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176冊目!(「2004年新潮文庫の100冊」96冊目)

エイジ エイジ
重松 清

(新潮文庫) 新潮社 2004-06


by G-Tools
中学生たちの台詞がとてもリアル。そして主人公「エイジ」の語りも、そんなに難しい言葉を使っていないのに(むしろ中学生らしいから?)、十代の複雑な心境をうまく表していてすごい。

「キレる」という言葉を、後半で別の解釈をしているところが1番印象に残る。ただ単に感情を爆発させるんじゃない、自分が「中学生だ」とか「息子だ、長男だ」と様々な定義を与えられて縛られているのに耐えられなくて、それらをブツブツと「キレる」ように仕向ける・・・これはなんだかわかる気がした。

私も今になってようやく反抗期になったのか(笑)、特に両親から「娘・長女」のまなざしを向けられるのが「ウザい」と思う。「うっとうしい」でもなく「うざったい」でもなく。どうしようもないわずらわしさを感じて、もうどうにでもなってしまえ・・・なんて夢中になっている自分に気づく。そういう意味では、私も少年Aと同じ。

でも行動に移せば、私は顔と名前が公表されてしまうから少年Aとはそこが違うか。

→著者の他の本:
  ・『ナイフ』 (2006/04/16の記事
  ・『きみの友だち』 (2015/08/23の記事
  ・『せんせい。』 (2015/10/04の記事
  ・『疾走』 (2017/10/27の記事
  ・『きよしこ』 (2019/03/03の記事
  ・『ロング・ロング・アゴー』 (2019/03/27の記事

(C市立図書館で借りて+本屋で立ち読み)

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