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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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アルバイト
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読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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もうすぐ通算650冊に到達予定。
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80冊目!

日本奥地紀行 日本奥地紀行
バード Isabella L. Bird
訳:高梨 健吉

(平凡社ライブラリー) 平凡社 2000-02


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先生は「読みにくいよ~」と言ってたけど、本当に読みにくい…訳どころの問題じゃない。著者が見たものをひたすら書き綴ってあるだけだから、文章全体にまとまりがない。結局この日本奥地の旅行を通じて彼女がどう感じたのか、明言されていない。

ただ、明治維新直後の農村の様子がよくわかるので面白い。東京や横浜で都会化が進んでいたことは歴史的にもよく知られているけど、実際はその他の地域の開発はそっちのけにされていたようだ。

(C市図書館で借りて)

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76冊目!
EQ こころの知能指数 EQ―こころの知能指数
ゴールマン Daniel Goleman
訳:土屋 京子

講談社 1996-07


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数年前に、母だか父だかが買って読んでいたのを思い出して読んでみた。面白い…奥が深い…説得力もある…専門用語がわかりにくいけど。

著者が言う「IQよりもEQを重視すべきだ」という主張には賛成。現代社会で問題となっている犯罪、あるいは犯罪とまではいかなくても、日常生活の中で他人と関わる上で生じる問題の大半は、EQを高めることで解決できそうだ。

でもそう簡単には行かないのも現実ではないだろうか。アメリカでは一部の小学校や中学校で、既にEQもふまえた教育についての研究が始まっている。ところが、日本はどうだろう。この本が出版された当時はEQについての関心が高まったというけれど、それから数年を経た今日の教育現場で生かされているのかどうか疑問が残る。ただの関心ごと、流行語で終わってしまったのだとしたら、とても残念だ。

職場で、夫婦間で、親子間で必要とされるEQの例が章ごとにまとめられていて、具体的な実験結果を見ながらじっくり考えることができた。対人関係でよく悩む私にとってはとても参考になる内容で、楽しみながら読める学術書だったと思う。

→この本について触れている本:
  ・竹内 一郎 『やっぱり見た目が9割』 (2021/05/04の記事

(大学附属図書館で借りて)

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61冊目!

絵本の深層心理学 絵本の深層心理学
矢吹 省司

平凡社 2004-12


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面白ーい。絵本ってこんな読み方もできるんだぁ。

絵本というと、子どもが読むものという印象が強いけど、長年読みつがれている作品は大人が読んでも面白いものが多い。それは、大人の物事の見方や考え方が子どものそれを土台としているから。だから大人でも共感できないということはない。

私自身、小さい頃によく読んだ絵本が何冊か登場した。そんな意識を持って読んでたわけじゃないけど、それぞれの作品には固有のイメージやメッセージが織り込まれていて、自然に心に響いていたんだと思う。

図書館に行ったら、絵本のコーナーも立ち寄るようにしてみようかな。

(C市図書館で借りて)

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53冊目!

聖書の暗号 聖書の暗号
マイケル ドロズニン Michael Drosnin
訳:木原 武一

(新潮文庫) 新潮社 2002-01


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こわい。(第一印象)モーセ五書(旧約聖書の中の創世記・出エジプト記・レビ記・民数記・申命記をさす。モーセが書いたとされるが研究によればモーセの死後に数百年かけて書かれた)のヘブライ語原文を、単語の区切りをつめて1つの長い文字列にすると、イスラエルのラビン首相暗殺や阪神大震災などが予言されているという。

数学的な見地からみてもこれは単なる偶然とは考えられない。実際に起こった歴史的な事件の日時、場所、関わった人物の名までもがたった1つの書物に著されているから。

もっとこわいのは、2006年までに日本で大地震が起こって、経済基盤が崩れると予言されていること。これは新潟中越地震のこと? それとももっとすごい地震がくるの?

モーセ五書が書かれたのは2000年以上前のことで、当時の人たちが未来に起こることをこんなに詳しく、
しかもあえて高度な方法で暗号にできるはずがない。

だとすると…人間以上の知性がはたらいて聖書が書かれたことになる。そしてそのとおりに歴史も動いてきた。今までは。著者が言うように、この暗号が「警告」なのだとしたら、起こりうる未来を回避できる可能性が人間に与えられているはず。でも、そのためにはどうしろと? それは自分で考えるしかないみたい。

最後に。ヘブライ語が読めたらこの暗号表も詳しく読めるのに。でもヘブライ語の文法書分厚いし高いし、第一これ以上語学やるのもさすがに無理だしなぁ。

(C市図書館で借りて)

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52冊目!

サンゴ ふしぎな海の動物 サンゴ―ふしぎな海の動物
森 啓

築地書館 1986-11


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絵本の切り絵制作が途中でとまってるよね(現在3枚)。4枚目にはサンゴの絵を入れたいんだけど、自分でお話考えておいて困ってる。サンゴってどうやって表現したらいいんだろ? で気づいたら普段なじみのない生き物だからサンゴのこと何も知らないって気づいて、この本を借りて読んでた。

題名通り「ふしぎな動物」。動かないけど生物学的には「動物」。あの独特の枝の形で目にすることが多いけど、あれはサンゴの「骨」なんだそうで。生きてるときはあの周りにイソギンチャクみたいな触手が生えているらしい。

大きくて発色がよく丈夫なサンゴは高値で取引される。でも今は、世界各地で大きなサンゴをとり尽してしまった。サンゴは何千年も何万年もかけて大きく育つから、(絶滅はしてないけど)人間が自然破壊を引き起こす結果に。サンゴのあの美しさをささえていたのは豊かな海だったんだね。そのかつての海を取り戻すために、今何が行なわれてるんだろう。

(大学附属図書館で借りて)

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49冊目!

※画像なし
『少年少女世界文学全集 南欧・東欧編(2) ピノッキオ/クオレ』 講談社

 ディズニー映画の『ピノキオ』のイメージで読むとショックが大きい。首吊り…追いはぎ…本当にこれが児童文学なんて言えるんだろうか。でも実際は子どもたちに大人気だったらしいし、今もイタリアを代表する児童文学作品の1つとして見なされてるし…う~ん。

 残酷な場面と対照的に、「ぼく いい子になりたいんだ」とピノッキオが夢をふくらませる場面がすごく子どもらしくてあどけなくて、微笑ましいのが印象的。

→ディズニー映画との関連を詳しく述べている本:
  ・有馬哲夫 『ディズニーの魔法』 (2011/10/15の記事

→角川文庫から、新訳も出ています。
  ・『新訳 ピノッキオの冒険』 (Amazon

→併録されている「クオレ」について触れている本:
  ・長山靖生 『謎解き 少年少女世界の名作』 (2012/05/11の記事

(大学附属図書館で借りて)

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