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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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714冊目!



現在住んでいる街を舞台にした実話を、書籍化したものです。昨夏には映画化されました。

主人公が通っていた高校は、地元では部活動が盛んな学校として知られていて、私の仕事場からも何人か合格者を出しています。主人公は別の高校を第1志望としていたそうですが、前期入試で不合格になり進路変更を迫られたとのこと。

しかし入学後は吹奏楽部の活動に打ちこみ、部活の仲間や顧問の先生との出会いによって、「俺はこの学校に来てよかった」と思えるまでに至ります。

本書や映画のレビューでは彼の遺した曲や若すぎる死などがクローズアップされますが、こんな言葉を残してくれる生徒に出会えれば教師冥利に尽きるでしょう。学校の先生方がうらやましい、と一人思った場面でした。

小説というよりも、葬儀を前にして関係者が一人ずつ回想していく形式をとり、ノンフィクションに近い本です。作者が丁寧に取材し、ご家族の意向もふまえながらまとめ上げたことが伺えます。

昨年夏には学校が高校野球で甲子園に出場しました。アルプススタンドには、現役の吹奏楽部のみなさんも駆けつけていて、中には私の教え子の姿もありました。彼女もまた、「あの学校に入学したら部活動を頑張りたい」と言っていた生徒。中継に映ったのは一瞬でしたが、夢をかなえて堂々とした姿を見ることができ、とても嬉しかったです。

(書店で購入・背表紙幅:1.3cm)

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