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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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読書
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文学部在学中に223冊を読破。

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486冊目!

Fantasy Seller Fantasy Seller

新潮社ファンタジーセラー編集部

(新潮文庫) 新潮社 2011-05-28

by G-Tools
Story Sellerシリーズがおもしろかったので、番外編の本も続けて読んでみようと思いました。

ちょうど私が高校生のとき、「ハリー・ポッター」が世界で注目を集め、「ナルニア国」「指輪物語」などファンタジーブームが起こったのを覚えています。そのとき中心にあったのは、イギリス発の作品ばかりでした。

このアンソロジーに名を連ねている畠中さんや森見さんが登場してきたのも同じ時期。日本発のファンタジー文学というと、当時は小野不由美さんの「十二国記」くらい? この10年でずいぶん日本にもファンタジー小説が定着してきた印象があります。

上橋菜穂子さんの「獣の奏者」「守り人シリーズ」も、国内の文学界を牽引した要因になったと思います。ヨーロッパ発のファンタジーは、いくつか読んでみるとパターンがどこか同じ。物足りなさを感じていた日本人読者に、ぴったり合ったのかもしれません。

掲載されている8つの作品は、昔の日本だったり中国だったり、現代日本だったり。目の前の現実世界から別の世界へひとっとびできれば、それはファンタジーになってしまう。このジャンルが持つ世界の広さと奥深さを、少しだけ覗き見できた気分です。

→ "Story Seller" シリーズ:
  ・"Story Seller" (2013/11/19の記事
  ・"Story Seller 2" (2014/08/12の記事
  ・"Story Seller 3" (2014/09/05の記事
  ・"Mystery Seller" (2016/10/19の記事
  ・"Story Seller annex" (2016/10/31の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.6cm)

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479冊目!
(2013・新潮文庫の100冊)
フラッシュ・ポイント フラッシュ・ポイント
天命探偵 真田省吾4

神永 学

(新潮文庫) 新潮社 2013-06-26

by G-Tools
(英題:A Man of Destiny - Flash Point)

「こういう世界に生きていると、情報に惑わされ、その本質を見失い、誰を信じればいいのか分からなくなる」(p. 298)

これまでの巻にも、不信や裏切りで読者を驚かせる工夫が見られました。しかしこの巻ほど、組織や立場が入り乱れているものはなかったような…。現実の捜査現場でも、外国や組織に絡んでくると複雑なことになっているのかもしれません。

麻薬の密輸、外国人のスパイ、領土問題…一市民にとっては「関係ない」で済ませがちな言葉ばかり。警察や役人に任せておけばいいや、と無関心でいることのあやうさに警鐘が鳴らされます。海上保安庁は人員不足、日本の領海はスキだらけ・・・初めて知りました。

仮に真田のように、勇気ある人間がいて国を一時的に守ってくれたとしても、外国から様々な危険にさらされている現実は変わりません。一人ひとりが自分の国について考え、将来を変えようと行動する勇気があって、初めて前進することができます。

志乃と真田の間にはある「壁」がありますが、そのもどかしさは私たち自身にもつきつけられているのではないでしょうか。第2シーズン以降、壁が取り払われるかどうかは、現実の私たちがどう行動するかとも関係があるのでは。うまく言葉にはできないけど、そんな気がしてなりません。

→「天命探偵 真田省吾」シリーズ:
  ・1.『タイム・ラッシュ』 (2015/02/15の記事
  ・2.『スナイパーズ・アイ』 (2015/02/22の記事
  ・3.『ファントム・ペイン』 (2015/04/30の記事
  ・4.『フラッシュ・ポイント』

→著者の公式サイト:
  ・神永 学オフィシャルサイト http://www.kaminagamanabu.com/

(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.5cm)

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463冊目!

レンアイケッコン レンアイケッコン
小手鞠 るい

(新潮文庫) 新潮社 2010-06-29

by G-Tools
初恋の人と結婚。共感する女性は多いのでは。最近は若い人でも恋愛経験がなかったり、恋人なしの割合が高かったりなんてニュースも聞きます。でも本当は、どうやって自分にぴったりなパートナーを見つけ出せばいいのか、わからないだけだったりして。

今作の主人公・雪香は、前作のヒロイン・あかねの先輩にあたる人物。本文はあかねのその後も交えながら、初恋の相手との別れを経験した雪香の過去と現在を追っていきます。

メール交換、絵本の世界、アメリカの自然、東京のOL、肉親の死。前の2作でも登場した要素を回想するような流れ。「ところでお見合い結婚てのもあるけど、どうなのよ?」な場面もあり。

今回は特に「結婚」がテーマとして大きくクローズアップされているためか、"Something Blue"(詳しくは本文参照)にちなんで「青」という色が頻繁に登場します。主人公の名前「雪香」も純白のウェディングドレスを連想させて著者の狙いが光ります。

視覚的な効果と、言葉を丁寧に選んで使っている様子は、絵本作家でもある著者の特徴です。解説をやなせたかしさんが書いています。

→著者の「恋愛三部作」:
  ・『エンキョリレンアイ』 (2015/01/13の記事
  ・『サンカクカンケイ』 (2015/02/01の記事
  ・『レンアイケッコン』

(古本屋で購入・背表紙幅:0.9cm)

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460冊目!

サンカクカンケイ サンカクカンケイ
小手鞠 るい

(新潮文庫) 新潮社 2010-05-28

by G-Tools
『エンキョリレンアイ』に続く2作目。前作の主人公も少しだけ登場します(^-^)

今回の主人公の女性は、元彼とおさななじみの間で気持ちが揺れています。対照的な2人の男性に挟まれて、自分ならどちらを選ぶか? 主人公は最後にどんな選択をするのか? ひきつけられます。

自分が傷つくとわかっていても、勢いのある恋を求めるのか。居場所を与えてくれて、安心を実感できる穏やかな恋を求めるのか。

→著者の「恋愛三部作」:
  ・『エンキョリレンアイ』 (2015/01/03の記事
  ・『サンカクカンケイ』
  ・『レンアイケッコン』 (2015/02/17の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:0.9cm)

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441冊目!

Story Seller 3 Story Seller 3
新潮社ストーリーセラー編集部

(新潮文庫) 新潮社 2011-01-28

by G-Tools
アンソロジーシリーズの第3弾。作品を寄せる作家は第1弾、第2弾と顔ぶれはほぼ同じ。今回はさだまさしさんの作品も入っています。ある作品は連作になっていて、続けて読んできた人間には思わずニヤリとさせる仕掛けも。

様々なジャンルから作品が集まり、どれから読もうか選ぶのも楽しいです。(恋愛ものに絞った短編集、サスペンスに絞った短編集、などはよくあるけれど)

→「ストーリーセラー」シリーズ:
  ・"Story Seller" (2013/11/19の記事
  ・"Story Seller 2" (2014/08/12の記事
  ・"Story Seller 3"
  ・"Fantasy Seller" (2015/06/21の記事
  ・"Mystery Seller" (2016/10/19の記事
  ・"Story Seller annex" (2016/10/31の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:2.0cm)

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437冊目!

Story Seller 2 Story Seller〈2〉

新潮社ストーリーセラー編集部

(新潮文庫) 新潮社 2010-01-28

by G-Tools
オリジナル版に続いて、ほぼ同じ作家陣が短編を寄稿して作られたアンソロジー。この後も"3"や"Annex"と次々出ているらしく、新潮文庫の人気シリーズになりつつあるようです。

今作ではノンフィクション作品も掲載されていたり、オリジナル("Story Seller" 第1弾)と関連のある短編作品も含んでいたりと、より楽しめる要素が増えています。途中途中にはさまれている白黒写真も、作品に関連のある写真が使われていて、ちょっぴりアートな感じ。

著作リストも相変わらず充実。そういえばまだあの作品読んでなかったな、なんてタイトルを見つけると、読みたい本がますます増えるばかりの気もするけど・・・。

今回気になったのも有川浩の作品。ゴミ屋敷の主と化していく女性と、その姪とのお話。身近なテーマすぎて、とても他人事とは思えない。リアルさが強烈でした。

→「ストーリーセラー」シリーズ:
  ・"Story Seller" (2013/11/19の記事
  ・"Story Seller 2"
  ・"Story Seller 3" (2014/09/05の記事
  ・"Fantasy Seller" (2015/06/21の記事
  ・"Mystery Seller" (2016/10/19の記事
  ・"Story Seller annex" (2016/10/31の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.9cm)

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