忍者ブログ
流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
 カレンダー 
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
6 7 8 9 10 11
12 13 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
 ブログ内検索 
 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

各記事TOPの
「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
 カテゴリー 
 P R 
 Amazon 
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11
436冊目!

エデン エデン
近藤 史恵

(新潮文庫) 新潮社 2012-12-24

by G-Tools
ロードバイクレースを舞台にした作品シリーズの続編。前作『サクリファイス』からは3年経過したという設定のようです。

主人公の白石はヨーロッパに渡り、日本人では珍しいプロ選手として成長しています。今回の舞台はツール・ド・フランス。3週間・3000kmのコースで争う世界レベルの大会です。

チームメイトはみな外国人。母国語が通じない不自由さの中で、チームの一員としてどのように勝利に貢献していくのか、迷いながらレースの日々が過ぎていく様子を時系列で書いています。

CSでツール・ド・フランスの放送をしていたのを思い出し、実際に駆け引きの連続でレース展開されている様子を想像しながら読みました。

→「サクリファイス」シリーズ:
  ・『サクリファイス』 (2013/04/28の記事
  ・「プロトンの中の孤独」 "Story Seller" に収録 (2013/11/19の記事
  ・「レミング」 "Story Seller 2" に収録 (2014/08/12の記事
  ・「トゥラーダ」 "Story Seller annex"に収録 (2016/10/31の記事

NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)

拍手[0回]

PR
403冊目!

「見た目」で選ばれる人 「見た目」で選ばれる人
竹内 一郎

講談社 2009-03-18

by G-Tools
「人は見た目が9割」の著者による本を何冊か読んでいます。今回また図書館で見つけたので借りてきました。

著者は演劇に関わってきた経験から、非言語コミュニケーションについてエピソードをたくさん著しています。この本では、大学で教鞭を取る立場からの視点も加わっていて、興味深かったです。

「講義も演劇同様、ライブである」。だから「毎年同じ内容を漫然と続けるのではなく、学生の反応をみて改良を加える」。この考え方は、母校の大学にはなかったなぁ…。

私も仕事中、身だしなみには気をつけなければ…と思っていますが、まだまだ気を抜けません。声のトーン、表情、ちょっとした振る舞いにも気をつけながら、働きたいと思います。

→本文中に登場した本:
  ・p. 142 『国家の品格』 (2008/08/21の記事

→著者の他の本:
  ・『人は見た目が9割』 (2012/04/16の記事
  ・『その癖、嫌われます』 (2012/07/17の記事
  ・『女性も見た目が9割』 (2012/07/19の記事
  ・『「声」は見た目よりものをいう』 (2018/02/21の記事
  ・『やっぱり見た目が9割』 (2021/05/04の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

拍手[0回]

376冊目!

生活保護とあたし 生活保護とあたし
和久井 みちる

あけび書房 2012-12-2

by G-Tools
昨年、生活保護の不正受給が明るみに出て、メディアを中心に話題になりました。その中で発表されたこの本は、生活保護受給者の実際の生活や声を伝えるものとして、非常に注目すべき一冊だと思います。

不正受給者は全体の0.4%だそうです。つまり残りのほとんどの受給者は不正などしておらず、やむを得ない事情があって生保に頼っているということ。まずこの数字を頭に入れなければ、有益な議論を展開することはできません。

「受給者は通院にタクシーを使うことが難しい」(p. 66)「保護費を上回る収入は申告して、返還しなければならない」(=貯金が難しい)(p. 31)など、 初めて知ることばかりでした。

思えば、生保バッシングの記事を書くメディア関係者は、取材のために自ら生活保護を申請することなどありません。肝心の受給者は、世間体を気にしている分肩身の狭い思いをしていますから、なかなか声を上げられません。

声を上げる以前に、すでに社会的に孤立しているケースもあります。彼らのSOSをいかに捉え、援助していけるのか。意見を出し合うことはもちろん不可欠ですが、まずは「現状を知る」ことから始めなければいけないのではないでしょうか。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)

拍手[0回]

372冊目!

がんばらない がんばらない
鎌田 實
(かまた みのる)

(集英社文庫) 集英社 2003-06-20

by G-Tools
「日本で初めての臨界事故を、マニュアルに従わなかった数人の人為的ミスで終わらせてはいけないと思った。(中略)結局だれも責任をとらず、そして何も変わらない」 (p. 139)

ドラマ化もされた本。鎌田先生はチェルノブイリの支援をしていることもあって、原子力開発について意見を述べている部分では貴重なメッセージを発信し続けています。

福島の原発事故が起こった今、その主張はより身近で現実味を帯びて響くように思います。特に、原子力の専門家や電力会社の関係者ではなく、医療の立場からの提言はまだまだ少ないのではないでしょうか。

→著者の他の本:
  ・『あきらめない』 (2013/07/10の記事
  ・『なげださない』 (2015/06/10の記事

NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:1.2cm)

拍手[0回]

364冊目!

4591115011 食堂かたつむり
小川 糸

(ポプラ文庫) ポプラ社 2010-01-05

by G-Tools
「料理をすることは、私の人生にとって、薄暗闇に浮かぶ儚(はかな)げな虹のようなものだった」(p. 15)

映画が公開された頃からタイトルは知っていて、読みたかった本です。小川さんの作品は、「つるかめ助産院」以来2冊目。「つるかめ」にもおいしそうな料理の描写が出てきましたが、こちらはまさに料理がテーマとあって、とても楽しみながら読めました。

大体のあらすじは知っていたつもりなのですが、主人公の女性が声を一時的に失っていることは本文を読んで初めて知りました。彼女がどうやって声を取り戻すのか? 第一声で何と発言するのか? まったく予想がつかないまま一気に最後まで読みきりました。

私も自分で梅干しを漬けたり味噌を仕込んだりすることがあるけど、何でも本格的に調理できる主人公にはかなわず。友人にいたら、いろいろ教わりたいものです。

食べることは食材の命をいただくことでもあります。命のやりとりという点もこの作品のテーマ。ちょっとしんみりするラストでした。

→映画版オフィシャルブログ:
  ・映画『食堂かたつむり』オフィシャルブログ http://yaplog.jp/katatsumuri-mo/

→著者の他の本:
  ・『つるかめ助産院』 (2012/12/26の記事

→著者の公式Webサイト:
  ・糸通信 http://www.ogawa-ito.com

NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)

拍手[0回]

361冊目!

4101260257 広島学
岩中 祥史
(いわなかよしふみ)

(新潮文庫) 新潮社 2011-05-28

by G-Tools
私の彼は、プロ野球の広島カープファンです。去年からCSを申し込み、ほぼ毎日野球観戦をしているので、私も野球について少しずつ詳しくなってきました^^

ホームゲームの中継ごしに、広島独特の文化や習慣(空気感?)が気になり始めた今日この頃。まだ足を踏み入れたことはないのですが、本書を読んでますます興味がわいてきました。

本文は膨大な資料のカット&ペーストの印象も強く、読んでいて少し飽きる部分も否めません。しかしれ広島の歴史・世界遺産を含む観光の情報・広島にルーツのある著名人や会社など、多方面にわたって取材されている点が評価できます。

久しぶりに「もみじ饅頭」食べたくなってきた。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

拍手[0回]

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]