流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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35冊目!
<人間が人間として生きなかったというほど、恥ずかしいことはない>
『氷点』を読んで、続きをどうしても知りたくなりました。
自分の生に罪の意識を背負い、自殺を図った主人公の陽子。彼女が一命をとりとめた後、どのように歩んでいくのか。私も一時は自殺を考えた身です。彼女の歩みから何かヒントを得られるかもしれないと、すがるような思いでページを繰っています。
現在、私はうつ病のため実家で療養中の身。ついつい、陽子を自分・夏枝を母に置き換えて読んでしまいます。
「大学教授の娘として育ち、医師の妻として過ごしてきた夏枝は、贈り物に馴れすぎて来たのだ。しかし、不満を直ちに口にするのは、もらい馴れているせいだけではない。
夏枝には、人の心を思いやる、本当の優しさが欠けているのだ。いかにして喜んでもらおうかと、考えに考えた末、贈ったであろう人々の心を、夏枝は想像もできないにちがいない」(上巻 p. 80 改行管理人)
夏枝と、現実の私の母が見事にダブってしまうのは、どうも気のせいとは思えない…。この引用部分がそのまま当てはまってしまう人なんです。(そういえば、私の心を氷点に追いやったのも母の一言でした)
「あくせくして集めた金や財産は、誰の心にも残らない。しかしかくれた施し、真実な忠告、あたたかい励ましの言葉などは、いつまでも残るのだね」(上巻 p. 320)
「真に裁き得る者だけが、真に許し得る」(下巻 p.191)
ずしりと重い言葉が続きました。とても他人事とは思えずに貪るように読みました。
ラストシーン、燃える流氷はまるで私もそれを目にしているかのように、ありありと思い浮かべることができました。ここまでじっくりと読み込み、深い感動を覚えたのは久しぶりです。
→著者の他の本:
・『氷点』 (2008/11/16の記事)
・『塩狩峠』 (2009/01/23の記事)
(実家で借りて・背表紙幅:上下巻合わせて3.1cm)
続 氷点 (上・下) 三浦 綾子 角川書店 1982-03 by G-Tools |
『氷点』を読んで、続きをどうしても知りたくなりました。
自分の生に罪の意識を背負い、自殺を図った主人公の陽子。彼女が一命をとりとめた後、どのように歩んでいくのか。私も一時は自殺を考えた身です。彼女の歩みから何かヒントを得られるかもしれないと、すがるような思いでページを繰っています。
現在、私はうつ病のため実家で療養中の身。ついつい、陽子を自分・夏枝を母に置き換えて読んでしまいます。
「大学教授の娘として育ち、医師の妻として過ごしてきた夏枝は、贈り物に馴れすぎて来たのだ。しかし、不満を直ちに口にするのは、もらい馴れているせいだけではない。
夏枝には、人の心を思いやる、本当の優しさが欠けているのだ。いかにして喜んでもらおうかと、考えに考えた末、贈ったであろう人々の心を、夏枝は想像もできないにちがいない」(上巻 p. 80 改行管理人)
夏枝と、現実の私の母が見事にダブってしまうのは、どうも気のせいとは思えない…。この引用部分がそのまま当てはまってしまう人なんです。(そういえば、私の心を氷点に追いやったのも母の一言でした)
「あくせくして集めた金や財産は、誰の心にも残らない。しかしかくれた施し、真実な忠告、あたたかい励ましの言葉などは、いつまでも残るのだね」(上巻 p. 320)
「真に裁き得る者だけが、真に許し得る」(下巻 p.191)
ずしりと重い言葉が続きました。とても他人事とは思えずに貪るように読みました。
ラストシーン、燃える流氷はまるで私もそれを目にしているかのように、ありありと思い浮かべることができました。ここまでじっくりと読み込み、深い感動を覚えたのは久しぶりです。
→著者の他の本:
・『氷点』 (2008/11/16の記事)
・『塩狩峠』 (2009/01/23の記事)
(実家で借りて・背表紙幅:上下巻合わせて3.1cm)
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