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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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コミュニケーションは、要らない コミュニケーションは、要らない
押井 守

(幻冬舎新書) 幻冬舎 2012-03-30


by G-Tools
発売直後、偶然買った新聞で広告を見て、目をつけていた本です。図書館でも常に予約待ちがいるという人気ぶり。

映画監督の押井さんが、近頃流行りのツイッターやSNS、そして東日本大震災と原発事故をテーマに、日本人のコミュニケーションについて熱く語る内容です。

「『見たくないから見ない、気がついても言わない、言っても聞かない、そして破局を迎える」という言葉がある。

 見たくないと思っても、見たくないものは存在するし、それはときとして強制的に見せられることもある。聞きたくないことも、それが現実となれば聞かないわけにはいかない。

 それらを都合のいい言葉で語り、その場を取り繕うだけの言葉で語って済まそうとするなら、いずれはその言葉に裏切られ、確実に破局を迎えることになる」 (p. 9 改行本文)


私はツイッターやフェイスブックは使っていません。スマホを持ってないってのもあるけど、個人的にはじっくり考えて文章を書くのが好きなんです。思いつきでどんどん言葉が更新されて、それで「みんなとつながってる」とはどうも思えなくて。その点、押井さんとは同じ意見です。

高校~大学時代、英作文の授業ではいつも「論理立てて書く」ことを教え込まれていたように思います。しかも、それを教える先生も、きちんとステップを踏んで教えていました。一方、日本の国語教育は読解や解釈が中心で、「自分が言葉を発する」点はうまく力を伸ばせていない気がします。

今後の日本を考える上で、教育者も参考になる1冊になるのではないでしょうか。

→著者の他の本:
  ・『凡人として生きるということ』 (2013/09/16の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:0.9cm)

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