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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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377冊目!

夢十夜・草枕 夢十夜・草枕
夏目 漱石

(集英社文庫) 集英社 1992-12-15

by G-Tools
「ナツイチ2011」より

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ」(p. 42「草枕」)の冒頭が有名。でも本文を読むのはこれが初めてです。

高校生の頃は「難しいなぁ~」という印象しかなかった夏目漱石の文章。でも今では、漱石が書こうとしたことがなんとなく実感を伴ってつかめるようになってきました。自分もようやく読解力がついてきたのか、はたまた年齢相応に人生経験を積んだのか?

漱石が「草枕」を発表したのは1906年、今から100年ほど前です。その頃から「とかくに人の世は住みにくい」(p. 同)と言い切り、自分流のロマンティシズムや理想郷の構想を立てていたことに、彼の先進性を感じます。

「夢十夜」はアンデルセンの『絵のない絵本』と構成が似ていて、ファンタジーの要素も含んでいました。視覚的な描写にとどまらず、日本的な世界も色濃い作品。また数年たったら読み返したいと思います。

→著者の他の作品:
  ・『草枕』 新潮文庫 (2008/08/25の記事
  ・『三四郎』 新潮文庫 (2009/01/28の記事
  ・『それから』 (2014/12/28の記事
  ・『門』 (2015/04/25の記事
  ・『こころ』 角川文庫 (2014/03/09の記事

→この本にハマったら次はコレ!
  ・本多 孝好 『MOMENT』 (2013/09/29の記事

(本屋で購入・背表紙幅:1.1cm)

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