筒井康隆 『時をかける少女』

557冊目！

時をかける少女 作：筒井 康隆 表紙イラスト：いとう のいぢ （角川つばさ文庫）　角川グループ 2009-03-03 by G-Tools

小学生向けのシリーズであの名作が読めると知り、本屋で手にとってみました。同じ「角川つばさ文庫」では、夏目 漱石の『坊ちゃん』や宮沢 賢治の『銀河鉄道の夜』もマンガのような表紙と挿絵つきで入っています。これなら、子どもたちにも気軽に読んでもらえそう。

本作はもともと短編なので、小学生・中学生に読みやすい作品といえます。少し言葉づかいが古い印象もあるのですが、難しい漢字にはふりがながついているので、あまり気にならないかもしれません。

読みつがれて大切にされている作品は、こうして装丁や形を少しずつ変えつつも次の世代へ伝えていかれていきます。この1冊から読書を好きになってくれる子が1人でも増えればいいなぁ。

→角川文庫版：
　　・『時をかける少女』　（2010/01/07の記事）

（書店で購入・背表紙幅：1.2cm）

2016/08/21 (Sun) 【角川文庫】 Comment(0)