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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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女性
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アルバイト
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読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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581冊目!

おまけのこ おまけのこ
(しゃばけシリーズ4)

畠中 恵

(新潮文庫) 新潮社 2007-11-28

by G-Tools
5つ収録された短編の中で、表題作が特に印象に残っています。

鳴家(やなり)という小鬼のちょっとした冒険を描いたお話で、一寸法師に似た場面が親しみやすく読みやすい印象。過去の巻でも、小鬼たちが騒ぐ音やこっそり若だんなの袖にもぐりこむ描写がかわいらしいなと思っていました。

その小鬼たちのうちの一匹を主人公に、彼の目を通して描かれる江戸の町。子どもが初めて1人で外出して、心細さとワクワク感が混ざった複雑な気持ちを抱える様子にも似ています。

鳴家には角と牙があり、恐ろしい姿をしているという説明がありますが、中身はとても寂しがりやで甘えん坊のようです。真珠の粒が放つ美しい光に素直に感動したり、若だんなの迎えにうれし涙を流したり。人を驚かせ恐がらせる「妖怪」のイメージとは少し違います。

→「しゃばけ」シリーズ:
  1.しゃばけ (2016/09/10の記事
  2.ぬしさまへ (2016/11/23の記事
  3.ねこのばば (2017/02/19の記事
  4.おまけのこ
  5.うそうそ (2017/07/30の記事
  6.ちんぷんかん (2018/10/27の記事
  7.いっちばん (2021/04/20の記事
  8.ころころろ (2024/04/20の記事

→著者の他の作品:
  ・『つくもがみ貸します』 (2008/05/23の記事
         角川文庫版 (2017/10/11の記事
  ・『ゆめつげ』 (2015/10/10の記事
  ・「太郎君、東へ」 "Fantasy Seller" 収録 (2015/06/21の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)

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