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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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109冊目!(「2004年新潮文庫の100冊」66冊目)

ナイフナイフ

重松 清

(新潮文庫) 新潮社 2000-06


by G-Tools
自分自身の中高時代を思い出す。それも苦いところばかり。対人関係に悩んで、自分で自分を苦しめた頃。精神的に孤独だった頃。あの時期を通り過ぎたからこそ今の自分があるわけだけど、希望を持ち続けて耐えるのはつらすぎる。誰であっても。

いじめや親子関係がテーマの短編が計5作。主人公は、いじめられる当事者であったり、いじめる当事者であったり、それを見つめる親や教師たちであったり。様々な方面からいじめを考えられる。

私は結局「いじめ」られたわけではなかったようだけど、小6の頃クラスで何度もいじめが起こって、そのたびに学級会をひらいてみんなで話し合ったっけ。当時はひどいクラスだなと思ったものだったのに、今思えばあれほど意思疎通をはかろうと努力できたことが不思議で仕方ない。

先日、自分自身の体験について考える機会があった。どうして私が目をつけられ、標的になったのか。手を出そうとした人たちは何を考え、何を望んでいたのか。そこには明らかに「被害者」である私とのギャップがあって、結果として悪い方へ進んでしまったような印象がある。どうしてこうなってしまったんだろう。私達はどうすればよかったんだろう。今も答えはわからないままだ。

→著者の他の本:
  ・『エイジ』 (2005/07/19の記事
  ・『きみの友だち』 (2015/08/23の記事
  ・『せんせい。』 (2015/10/04の記事
  ・『疾走』 (2017/10/27の記事
  ・『きよしこ』 (2019/03/03の記事
  ・『ロング・ロング・アゴー』 (2019/03/27の記事

(C市図書館で借りて)

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