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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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550冊目!
(2011・新潮文庫の100冊/あと4冊)
風が強く吹いている 風が強く吹いている

三浦 しをん

(新潮文庫) 新潮社 2009-06-27

by G-Tools
「いいか、過去や評判が走るんじゃない。いまのきみ自身が走るんだ。惑わされるな。振り向くな。もっと強くなれ」(p. 169)

走ることが苦手な私からすると、街中で颯爽とジョギングをしているランナーたちはとてもかっこいいです。一方で、彼らは走りながら何を考えているのだろう、どうしてあえて走ることを習慣として続けているのだろう、と疑問にも思っていました。

もうちょっと私も運動の習慣を作って、体力がつけば走りたくなるものなのかな、程度に考えていたのですが、主人公を通して少し答えが見えてきた気がします。

もともとヒトは動物で、動き回るのが好きな生物として存在しているようです。そして世の中には、走らずにはいられないランナーや、走ることを心から楽しんでいる人たちもいたのです。

逆に言えば、私の周りにはランニングと無縁な人が多かっただけで・・・今さらながら駅伝やマラソンに注目が集まる理由がわかりました。

「苦手だから」という理由だけで自分の世界を狭めていたとすると、これまですごくもったいないことをしてきたのかも。朝に夜に走り続けている人たちは、私とは違う空気や音を味わっているのかもしれません。

「心地いい。切り裂く風も、踏みしめる道も、この瞬間だけは俺のものだ。こうして走っているかぎり、俺だけが体感できる世界だ」(p. 312)

→映画のサイト:
  ・映画 『風が強く吹いている』 (https://www.bandaivisual.co.jp/kaze/

→著者の他の作品:
  ・『月魚』 (2014/12/07の記事

(コンビニの書籍コーナーで購入・背表紙幅:1.9cm)

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