大島弓子 『グーグーだって猫である５』

517冊目！

グーグーだって猫である 5 大島 弓子 （角川文庫）　角川書店 2013-07-25 by G-Tools

弱った子猫を助けるところから始まる5巻。大きくなって無事飼い主が見つかる猫もいますが、うまく育たず死んでしまう子猫の話も出てきます。

私の家の近所にも、野良ネコたちが何匹か住んでいるのを見かけます。普段気にしたことはなかったけど、彼らも日々食べて寝て、子孫を残しいつかは死ぬ。生と死の繰り返しは身近な場所で起こっているはずなのに、人間だけの生活だと見失ってしまいがちです。

野良ネコをむやみに街から追い出すのではなく、避妊手術を受けさせたり食事をコントロールしたりして徐々に数を減らしていく「地域猫」の活動が広まってきました。人間と野生動物の関係を見直す動きが、これからも広がっていくことを願います。

→「グーグー」シリーズの他の本：
　　・『グーグーだって猫である １』　（2011/11/18の記事）
　　・『グーグーだって猫である ２』　（2011/11/30の記事）
　　・『グーグーだって猫である ３』　（2011/12/30の記事）
　　・『グーグーだって猫である ４』　（2012/01/09の記事）
　　・『グーグーだって猫である ６』　（2015/12/06の記事）

（書店で購入・背表紙幅：0.8cm）

2015/11/20 (Fri) 【角川文庫】