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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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もうすぐ通算650冊に到達予定。
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708冊目!
(2012・新潮文庫の100冊)



以前に読んだ「片眼の猿」では、最後の大どんでん返しが強烈な記憶に残っていました。そのイメージで読んだ本作も、「あぁやっぱり同じ仕掛けが入っているのか」とニヤリしつつも、想像を上回る別の仕掛けにノックアウトされました。

主人公は小学生の男の子。クラスメートが自宅で死んでいるのを目撃する、という衝撃的な場面から物語が始まります。読者からすると、てっきりこの子が探偵役になって、事件の真相や犯人を追い、解決してハッピーエンドになると思いがち…いや、期待したくなるところ。

事件(?)は意外な形で真相が明かされ、もやもやする読者に対してこれまた大きなタネ明かしが披露されるのです。(私の場合、読み終わった途端さーっと血の気が引きました)

1回目に読んだときと、2回目に読むときで、あらすじが全く違ってきます。伏線があまりにもさりげなく張り巡らされているので、もう1度読み直したくなってしまうのです。

作者はこの作品を発表した後、さらなる話題作も次々と発表していますが、あいにく私は未挑戦。今更いろいろ読んでみたくて気になり始めたところです。

著者の他の作品:
  ・『片眼の猿』 (2015/09/20の記事
  ・「光の箱」 新潮文庫編集部 編 "Story Seller" 収録(2013/11/19の記事
  ・「暗がりの子供」 新潮文庫編集部 編 "Story Seller annex" 収録 (2016/10/31の記事
  ・「やさしい風の道」 『あの日、君と Girls』収録 (2015/06/26の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.8cm)

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