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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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文学部在学中に223冊を読破。

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178冊目!

メンタルヘルスマネジメント メンタルヘルスマネジメント
自分も会社も元気にする

山本 晴義
小西 喜朗

(PHPビジネス選書) PHP研究所 2002-11


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(※大阪商工会議所のメンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験とは関係ないようです)

先日のCDの解説に、この本からの引用が載っていました。ちょうど市立図書館に蔵書があることがわかったので、興味半分で借りてみました。

前半は「ストレス」や「健康」についての概論、後半は企業など仕事場で心の健康を維持するための方法論が述べられています。一般の人でも(管理職でなくても)、前半は参考になると思います。

健康とは何か? 体の健康のことがつい頭に浮かびますが、この本では心の健康に加えて「社会的健康」という言葉を提唱しています。

つまり、仕事や収入があり、生活していける見通しがあること。本人もやりがいを感じていて、社会の一員としての役割を果たせていること。この点が満たせていれば、体や心の調子を崩す可能性もぐんと低くなるという考え方です。

「体」と「心」と「社会的立場」。3つの健康がセットになって、はじめて元気に毎日を送ることができる。お医者さんからこうした意見が出ていることは、注目に値するのではないでしょうか。

→本文中に登場した本:
  ・p. 52 フランクル 『夜と霧』 (2012/10/13の記事

→著者の一人、山本先生の著書や監修したCD:
  ・『ストレス一日決算主義』 (2013/12/01の記事
  ・『予防のための音楽 「うつ」』 (2011/11/24の記事

(市立図書館で借りて・背表紙幅:1.7cm)

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173冊目!

毒になる姑 毒になる姑
フォワード Susan Forward

毎日新聞社 2006-02


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(原題:Toxic In-Laws)

『毒になる』シリーズの中でも、この本が一番今の自分に役に立ちました。彼とのお付き合いや結婚についてもめてきたので、これから親とどのような関係になっていくのか、予習にもなりました。

以前カウンセリングを受けていた頃は、家族ぐるみの問題に向き合うだけで精一杯だったんだと実感しています。本当は彼とのことや、将来私が結婚することまで含めて話し合いたかったけれども、あいにくうまくいきませんでした。

でも、それだけ問題は複雑に絡んでいて、大きくなりすぎていて、自分一人で背負うなんて無理だったんだと思います。実家で療養するという名目で、実際は家の中のことを全部引き受けようとしていました。

長女の私が、そこまで無理する必要なんてなかった。今ならわかります。

本書の中で登場したカップルたちは、見事に変化を遂げて、親との新しい関係を築くことに成功しています。本文で紹介されたステップを踏まえ、コミュニケーションの練習をしていけば、より自分らしい幸せな暮らしを手にすることができます。

嫁姑の間に問題が起こるというのは、どの国・時代でも変わらないようです。しかし、子ども夫婦にあまりにも負担を強いる問題には、きちんと対処ができる時代になってきたのだと思います。

→著者の他の本:
  ・『毒になる親』 (2011/01/05の記事

→関連の本:
  ・ニューハース 『不幸にする親』 (2011/08/05の記事

(市立図書館で借りて・背表紙幅:2.2cm)

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164冊目!

女はみんな「うつ」になる 女はみんな「うつ」になる
香山リカ

(シリーズCura) 中央法規出版 2009-04-15


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出版直後に本屋さんで見つけて、読みたいと思っていた本です。先日、香山さんの講演を聞きに行く機会があってこの本のことを思い出しました。運よく図書館で借りることができて、ラッキーです。

うつ病患者の男女の割合を見てみると、女性の方が多いと言われています。資料によって3倍だったり4倍だったり。理由は女性ホルモンの影響とか脳のしくみとか、これも専門家によって意見が微妙に違う気がします。

自身も女性という立場に加え、香山先生は社会背景から見た視点を展開していました。

1985年の男女雇用機会均等法施行後も、事実上は「男社会」で女性たちが苦労していること。学業や仕事、自分磨きに勤しみながら、恋愛・結婚という段階になって急に受身にならざるをえなくなってしまう女性たちが存在すること。

そして、(これは私にもあてはまりますが)母と娘の関係がうつを引き起こす可能性もあること。父と娘、母と息子の関係よりも複雑で、強い影響力があると見ています。一方で、このつながりをいかに切り離して健全な形にもっていくか? その解決法については触れられておらず、フォワードの『毒になる親』に頼るしかないのかなという気もします。

医学的な見地だけでなく、社会評論の面からも分析している点は、香山先生らしいかも。

→本書で登場した本:
  ・p. 167 佐野洋子 『シズコさん』 (2011/12/21の記事

→著者の他の本:
  ・『雅子さまと新型うつ』 (2009/06/15の記事
  ・『しがみつかない生き方』 (2009/08/11の記事
  ・『私は若者が嫌いだ!』 (2012/08/18の記事
  ・『知らずに他人を傷つける人たち』 (2014/04/22の記事

→参考になるかも?
  ・フォワード 『毒になる親』 (2011/01/05の記事

(市立図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

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163冊目!

「うつ」な人ほど強くなれる 「うつ」な人ほど強くなれる
『うつ』になりやすい性格こそ「成功する条件」

野口 敬

(アスカビジネス) アスカエフプロダクツ 2005-10


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シリーズの他の本を読んでいたので、参考までに図書館で借りてみました。ネット上ではこの本が1番評判がいいようです。

著者はうつ病を経験し、現在ではアナリストとして活動されているそうです。お医者さんが書いた本と違って、実体験に基づく内容は患者の心に響きやすいと思います。

うつの症状が激しいと、とにかくマイナス思考になるもの。「なんで自分ばっかりこんな病気になってしまったんだろう…」と落ち込むのは日常茶飯事です。しかし、あえて病気になったことをプラスに受け止めようというのがこの本の趣旨です。

「うつ病」という言葉が社会で広く認知され、今でこそ同じような内容の本は複数見かけるようになりました。が、出版された当時(2005年)はまだまだ珍しかったのではないでしょうか。

語り口もやさしく、まるで野口さんが目の前にいて話しかけてくれているかのような文体です。マメに改行されていて、調子が悪いときでも読みやすいように工夫されています。

また、最後の第5章「もし、あなたの大切な人が『うつ』になったら」は、患者の家族や周囲の人へ向けてのメッセージが中心になっています。看護の際に何に注意すべきか、どんな姿勢で患者に接すればよいのか、わかりやすくなっています。

野口さんによると、ヘミングウェイ、ゴッホ、リンカーン、太宰治、チャイコフスキーもうつ病の経験があったそうな…。なんだか親近感^^

→同じ出版社から、シリーズで出版されている本:
  ・野口 敬 『「うつ」な人ほど強く優しくなれる』 (2011/08/28の記事
  ・井ノ瀬 珠実 『「うつ」な人ほど幸せになれる』 (2010/01/20の記事

→著者のオフィシャルブログ:
  ・”うつ”に悩む方々のためのブログです http://blog.yahoo.co.jp/utunahitohodotuyokunareru

(図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

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156冊目!

双極性障害のことがよくわかる本 双極性障害(躁うつ病)のことがよくわかる本
監修:野村 総一郎

(健康ライブラリー イラスト版) 講談社 2009-09-11


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新しい主治医の先生に、単極性障害(うつ病)ではなく双極性障害(躁うつ病)の可能性を指摘され、その直後に本屋で見つけました。

うつ病については、ここ数年で世間での認知も広がり、病気についての本や情報も手に入りやすくなってきています(むしろ情報が多すぎて、どれが正しいのか判断に困るという…別の問題も発生してるけど)。

一方の躁うつ病については、うつの本に小さなコラムが載っている程度で、1冊まるごと解説している本というのはまだまだ少ない印象です。完治した例の闘病体験というのもあまり聞きません。治療が難しく、時間がかかるという実情がここにも反映されているのでしょうか。

そんな中、この本は二色刷りでイラストが多く、患者でも読みやすい編集になっています。体調が悪く気分が重いときは活字ばかりの難しい本なんてとても読めませんでしたが、これなら気軽に手に取れます。初めて病名を聞いた人でも、基礎知識を一通り得ることができて心強い一冊です。

この出版社からは、さまざまな心の病について同じシリーズで「よくわかる本」が出ています。どこの本屋さんにも並べてほしい本です。

→「健康ライブラリー イラスト版」シリーズ:
  ・野村 総一郎 『入門 うつ病のことがよくわかる本』 (2012/08/28の記事
  ・原田 誠一 『強迫性障害のすべてがわかる本』 (2012/08/30の記事

(書店で購入・背表紙幅:1.0cm)

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151冊目!

「うつ」な人ほど強くやさしくなれる 「うつ」な人ほど強く優しくなれる
うつで疲れたあなたの心に効く「こころのリハビリ」

野口 敬

(アスカビジネス) アスカエフプロダクツ 2006-11


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何度か本屋で立ち読みしてタイトルは知っていました。古本屋で安いものを見つけたので、今回はちゃんと通して読むことができました。

巻頭についている、うつの症状の強弱を表にしたものが参考になりました。私の場合は躁の症状も出るので、この本を参考にしながら「今はうつ状態か? 躁状態か?」を自己チェックできる表を作ってみたいと思います。

ブログを使った認知療法については、個人差があるかもしれません。実際、私もブログに症状のことを書き続けているけど、なかなか治らないので…。ただ、「こういう方法もあるよ」程度でもいいかもしれません。

野口さんは他にも本を出していますが、内容は重なっている部分もあるようです。

→同じ出版社から、この本のシリーズとして発売されている本:
  ・野口敬 『「うつ」な人ほど強くなれる』 (2011/09/27の記事
  ・井ノ瀬珠実 『「うつ」な人ほど幸せになれる』 (2010/01/20の記事

→著者のオフィシャルブログ:
  ・”うつ”に悩む方々のためのブログです http://blog.yahoo.co.jp/utunahitohodotuyokunareru

(古本屋で購入・背表紙幅:1.4cm)

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