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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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文学部在学中に223冊を読破。

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145冊目!

不幸にする親 不幸にする親
人生を奪われる子ども

D. ニューハース
訳:玉置 悟

講談社 2008-01-29


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(原題:If You Had Controlling Parents)

フォワード『毒になる親』の講談社+α文庫版で、続編としても紹介されている本です。日本語訳はこちらも玉置さんが手がけています。

まだこの『不幸にする親』は文庫化されていないようで、お値段がやや高め。でも大きな図書館に行けば、子育てや家族関係のコーナーにおいてあることが多いです。

この本の方が、精神的な虐待が子供の心にどんな影響を及ぼすか詳しく書かれているように思います。また、「精神的に家を出る」ためのステップや、自分の人生を取り戻し生き直すための方法も参考になりました。

私なりの結論。実家を思い切って出てきたのは正解だった。

今の生活はだいぶ心が穏やかだし、自分の精神状態にゆっくり向き合うことができています。何より、親から執拗に繰り返されるコントロール(というか洗脳に近い)を受けなくて済む。

本文中にこんな文章がありました。

「あなたは自分を『独立した、欠けるところのない一人の人間』だと感じてかまわないのです。他人から侵略されたり蹂躙(じゅうりん)されることのない、自分と他人を分ける健全な境界線を引いていいのです。

感じたことを述べ、本当の気持ちを表現する自由を持っていいのです。あなたは苦しみから癒える権利があるのです」(p. 32 改行管理人)


私の心に住み着いた「親の声」は今もなお、「おまえの考えはまちがっている」と責め続けています。でも、少しずつ確実に小さくなってきている気もしています。

→著者が本文中で触れている本:
  ・フォワード 『毒になる親』 (2011/01/05の記事

→この本について触れている本:
  ・小川 糸 『つるかめ助産院』 (2012/12/26の記事

→合わせて読むと参考になる本:
  ・フォワード 『毒になる姑』 (2011/11/07の記事

(書店で購入・背表紙幅:2.1cm)

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131冊目!

毒になる親 毒になる親
一生苦しむ子供

フォワード Susan Forward
訳:玉置 悟

(講談社プラスアルファ文庫) 講談社 2001-10-18


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(原題:Toxic Parents)

すごいタイトル…ですが、本屋で山積みしてあるのを立ち読みして衝動買いしました。1回目は衝撃の連続、2回目は納得しながら読み終えたところです。

この本の定義からすると、私の両親もかなりの毒をもっていると言えそうです。感情の浮き沈みで子どもへの態度が変わったり、親に都合のいいように子どもが行動しないと腹を立てたり。

1人暮らしをしていた頃、一緒に年越しをするのがイヤで大騒ぎになったことがありました。「おねえちゃんが帰ってこないせいで弟たちも悲しがっている。おかげで正月が台無しになった。なんて薄情な娘だ」とののしられながら、下宿先でもみくちゃのケンカにまで発展したのを覚えています。

自分が育った家なのに、安心できない。それどころか息苦しささえ感じる。

私の感覚がおかしいのかと思っていたけど、決してそうではないことがわかりました。これは精神的虐待です。体罰や家庭内暴力よりも見つかりにくい、心の傷を背負わされている人たちの例もたくさん載っています。

著者はカウンセリングの経験が豊富で、このような親から自立する方法についてもページが割かれています(第2章)。このパートは特に役に立ちました。ちょうどカウンセリングで進めているワークも出てきて、この先どんな段取りが組まれているのか、見通すことができました。

まるでツルのようにからんできて、人生の節目節目で子どもをコントロールしようとする親たち。受験や就職のとき、自分の思いにフタをして親の言うことにしたがってきたけれど…その結果が「うつ病」でした。

もうこれ以上、自分の人生を親に奪われるのはイヤです。なんとかして、取り戻したい。

→巻末に「続編」として紹介されている本:
  ・ニューハース 『不幸にする親』 (2011/08/05の記事

→母娘関係とうつ病の関連について触れている本:
  ・香山 リカ 『女はみんな「うつ」になる』 (2011/09/29の記事

→この本について触れている本:
  ・小川 糸 『つるかめ助産院』 (2012/12/26の記事

→著者・フォワードの他の本:
  ・『毒になる姑』 (2011/11/07の記事

(本屋で衝動買い)

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125冊目!

アサーティブトレーニングBOOK アサーティブトレーニングBOOK
I’m OK,You’re OKな人間関係のために

小柳 しげ子 他

新水社 2008-04


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<カウンセラーさんのおすすめ>

うつ病克服のため、「アサーティブなコミュニケーション」を習得することになり、推薦してもらったのがこの本です。予想よりずっと薄くて、初めて手に取ったときは心もとない印象がありましたが、中身からは大切なことをたくさん教えてもらいました。

このコミュニケーションの基本的な考え方は、アメリカで構築された「平等」の概念に基づいています。自分と相手は同じ立場にあり、それぞれの考え方や価値観を大切にすること。意外と、日本の学校では教わっていないことだと思います。

この本のいいところは、後ろに1人でもできるワークがついていること。(コミュニケーションは複数の人間の間で成り立つものなので、1人での練習はどうも限界があるとは思うんだけど…)手っ取り早く勉強したい人にはおすすめです。

また、DVや虐待・ハラスメントの被害にあった人の立場にたって、自分の心を見つめるステップにページが割かれているのも好印象でした。だから自然に、読者のターゲットは女性に限定されてしまうのかもしれませんが。

このテキストを使って半年、ようやくアサーションのコツをつかみ始めてきました。まだまだ練習は続きますが、身につければ一生ものだと思います。もっと幼少の頃から、こうした自己表現の仕方を習得できる機会が、日本でも広がってくれればいいですね。

→アサーションが勉強できる他の本:
  ・平木 典子 『自己カウンセリングとアサーションのすすめ』 (2009/09/22の記事
  ・平木 典子 『アサーション入門』 (2019/10/18の記事

→アサーションについて触れている本:
  ・ハラガン 『会社の掟 知らない女性はソンしてる-ビジネス・ゲーム』 (2012/01/18の記事)…第11章参照
  ・勝間 和代 『断る力』 (2009/05/13の記事
  ・勝間 和代 『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』 (2009/06/01の記事

(Amazonで購入・背表紙幅:0.8cm)

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107冊目!

「うつ」な人ほど幸せになれる 「うつ」な人ほど幸せになれる
井ノ瀬 珠実

(アスカビジネス) 明日香出版社 2006-09-13


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Amazonで見つけて「読みたいな~」と思っていたところ、本屋に置いてあったので購入しました。

井ノ瀬さんが書くように、女性は1ヶ月の中で体調や気分が変化します。そのリズムを考えずにうつの治療を進めるのは難しいことだなぁと私も最近考えるようになりました。

病気でも、家事や子育ては待っててくれません。うつの女性患者は男性患者の3倍もいるのに、女性の抱える特殊な状況に注目したケアはまだまだ十分でないのが実情です。

もっと女性向けのうつ本やサービスが普及してほしい、そして女性がうつを避けられるようなセーフティネットの体制作りを考えていく必要があるのではないか、と思いました。
 
→同じ出版社から出ている「『うつ』な人」シリーズの本:
  ・野口敬 『「うつ」な人ほど強くなれる』 (2011/09/27の記事
  ・野口敬 『「うつ」な人ほど強く優しくなれる』 (2011/08/28の記事

(書店で購入・背表紙幅:1.5cm)

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93冊目!

本当に「うつ」が治ったマニュアル 本当に「うつ」が治ったマニュアル
高田 明和

(健康人新書) 廣済堂出版 2009-05-01


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私のWebサイトを見に来てくださった方から、高田さんのことを教えていただきました(ありがとうございました)。メディアによく出ていらっしゃるということですが、実はまったく知りませんでした…。今回巡り合えたのはよかったと思います。

高田さんも静岡・清水の出身だったので驚きと親近感をもって読むことができました。

「別人になっているのに自分であると感じる矛盾」(p.42)
「うつ病の原因は愛の喪失?」(p.92)


…など、参考になった部分はたくさんありましたが、1番食い入るように読んだのは「第5章 言霊療法」(p.161)。高田さんの体験談の中にも、これで治したとあります。

まだ会社に籍を置いていたとき、社長から「たくさん感謝の言葉を唱えて、心のあり方を変えなさい」と言われたのとまったく同じで驚きました。高田さんがすっかり病気を克服し、自信を持って人生を歩んでいる姿は、生き生きとしているように感じられたのです。

言葉の力で、心を変える。

宗教めいた部分もありますが、普段からお祈りを唱えているので抵抗なく実践できています。始めてから、そういえば気分をある程度コントロールできているような。うつを治すとっかかりをつかめた気がします。

これまで色々なうつの本を読んでみましたが、イチかバチか、やってみようと思えた1冊でした。

(書店で購入・背表紙幅:1.3cm)

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91冊目!

「疲れた脳」を元気にするシンプルな習慣 「疲れた脳」を元気にするシンプルな習慣
姫野 友美

PHP研究所 2006-11


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「女脳と男脳はそもそも違う」ことを説明した上で、ストレスへの対処法を提案していますが、理想論ばかりで現実ばなれしている感もあります。書いてあるとおりに実行できれば、そもそもこんな本を読む必要もないんだけどな…。
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姫野さんに限りませんが、脳や疲れについての本を読んでいると「○○しないとうつになってしまう、体を壊してしまう」という表現が非常に多いです。まるで、うつ病が最悪の事態のような印象を受けます。(まぁ、実際そうなのですが…)

でも、うつになってしまった後について触れている本は圧倒的に少ない。

うつになったらどうなるのか、どうするか、という問題が置きざりになっているような気がするのです。もう「いかにうつを避けるか」よりも「いかにうつを治すか」を重視すべき時期にきているように思います。

病気にならないにこしたことはないのですが、うつ患者が増えている今、社会と病気がどう向き合っていくかもっと考えていく機会が必要なのではないでしょうか。

→著者の他の本:
  ・『「疲れがなかなかとれない」と思ったときに読む本』 (2008/09/22の記事
  ・『成功する人は缶コーヒーを飲まない』 (2013/07/14の記事

(実家で母から借りて・背表紙幅:1.2cm)

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