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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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「○○冊目!」…在学中
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もうすぐ通算650冊に到達予定。
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716冊目!



仕事でやるべきことがたまってくると、優先順位の高いものからこなさなければなりません。しかし、持病のために注意力が散漫になったり、疲労が蓄積して冷静に考えられなくなってくると、その順位すらつけるが難しくなります。

以前受けた認知行動療法では、自分で対処法をできるだけたくさん考えるというステップがあります。私に当時思いついた方法は「一旦休んで心を落ち着かせる」くらいでしたが、他にも先延ばしを避けるためにヒントがないか探していました。

未消化のままの「やりたいことリスト」をもう1度眺め、本当に今すぐやりたいことかどうか自問する機会が増えたと思います。普段の生活の中で、無意識のうちに先延ばしにしていることがたくさんあったという事実にも気づきました。

著者の他の本:
 ・『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』 (2017/11/29の記事
 ・『「勝ち組女」の成功術』 (2008/03/26の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅1.2cm)

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715冊目



前作で小学6年生だったサッカー少年たちは、今作で中学生になりました。部活動でサッカーを続ける者、異なる種目の部活動に入部する者、外部のクラブチームへ進む者・・・かつてのチームはバラバラになっていきます。

部活動特有の、先輩後輩の人間関係についても描写があります。私は中高時代に文化部だったので意識しませんでしたが、スポーツ系だと同級生でもプレーの上手い下手があるため、他学年のメンバーにどんな位置づけで見られているのか、差があるようです。

プレーをしていないときも、ある意味で競争にさらされ、チームの一員としての連帯も求められる。小学校のクラブよりも、格段に厳しい世界にみえます。

それでもサッカーを続ける少年たちを、かつてのコーチがそっと見守っている様子が印象に残っています。

「でもな、夢は持っていなければ、絶対叶えられない。それに本当に夢を叶えたものにとって、夢は偶然なんかじゃない、夢はきっと必然なんだ」(p.223)

→同じシリーズの作品:
  ・ 『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』 (2022/05/22の記事
  ・『サッカーボーイズ 蝉時雨のグラウンド』 (2024/04/27の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.2cm)

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714冊目!



現在住んでいる街を舞台にした実話を、書籍化したものです。昨夏には映画化されました。

主人公が通っていた高校は、地元では部活動が盛んな学校として知られていて、私の仕事場からも何人か合格者を出しています。主人公は別の高校を第1志望としていたそうですが、前期入試で不合格になり進路変更を迫られたとのこと。

しかし入学後は吹奏楽部の活動に打ちこみ、部活の仲間や顧問の先生との出会いによって、「俺はこの学校に来てよかった」と思えるまでに至ります。

本書や映画のレビューでは彼の遺した曲や若すぎる死などがクローズアップされますが、こんな言葉を残してくれる生徒に出会えれば教師冥利に尽きるでしょう。学校の先生方がうらやましい、と一人思った場面でした。

小説というよりも、葬儀を前にして関係者が一人ずつ回想していく形式をとり、ノンフィクションに近い本です。作者が丁寧に取材し、ご家族の意向もふまえながらまとめ上げたことが伺えます。

昨年夏には学校が高校野球で甲子園に出場しました。アルプススタンドには、現役の吹奏楽部のみなさんも駆けつけていて、中には私の教え子の姿もありました。彼女もまた、「あの学校に入学したら部活動を頑張りたい」と言っていた生徒。中継に映ったのは一瞬でしたが、夢をかなえて堂々とした姿を見ることができ、とても嬉しかったです。

(書店で購入・背表紙幅:1.3cm)

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713冊目!



「発見!角川文庫2011」より

司馬さんは「燃えよ剣」のイメージが強く、歴史について詳しそうだと以前から思っていました。
「松本清張の日本史探訪」と形式が似ていますが、取り上げている時代やテーマが異なり、2冊連続で読めておもしろかったです。

先日、高校生向けの日本史用語集と世界史用語集を自分用に購入しました。かつて大学入試の勉強のためにも使っていましたが、手元にあるとやはりすぐ調べられて便利です。大河ドラマや時代ものの映画を観るときにも役に立っています。

学生時代に比べ、今のほうが歴史を学ぶのが楽しいと感じます。

→次に読みたい本を発見!
  ・『完訳 ギリシア・ローマ神話』 (2021/03/16の記事

→筆者の他の作品:
  ・『燃えよ剣』 (2005/03/27の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

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712冊目!


「発見!角川文庫2011」より

先日読んだ「蔵の中」は江戸時代を舞台に岡っ引きや同心が活躍する小説でした。フィクションを書くだけでなく、この本では松本さんが歴史学者と対談や議論をしています。

たとえば、「邪馬台国はどこにあったのか」? この対談が行なわれたのは昭和の終わりごろですが、令和になった今でも謎のままです。30年以上前の松本さんの考察は、不勉強な私にとって詳しすぎるレベル。。。同時に、活字化された松本さんの言葉からは、日本の過去に興味が尽きず生き生きとした一人の現代人の姿が伝わってきます。

→筆者による他の本:
  ・『点と線』 (2009/11/02の記事
  ・『砂の器』 (2005/05/03の記事
  ・『蔵の中』 (2022/12/29の記事

→次に読みたい本を発見!
  ・『司馬遼太郎の日本史探訪』 (2023/01/01の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.5cm)

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711冊目!



<発見!角川文庫2011>より

猫の世話と仕事に明け暮れ、新しいPCの操作に戸惑っていたら、更新が滞ってしまいました。

この本は、江戸時代を舞台とした短編推理小説を集めた本です。探偵ではなく、岡っ引きや同心たちが事件解決のために活躍します。

清張が歴史にも強い関心をもち、対談の本も出していることを最近知りました。「点と線」「砂の器」だけしか読んでいないため、執筆当時の最先端トリックを駆使して物語を緻密に組み立てている作家、というイメージしかなかったのです。。。

時代ものの小説を読んでいると、(清張に限らず)どこか懐かしさやほっとする感覚を味わうことがあります。江戸時代の暮らしや街並み、情景を想像すると、私の心の中でも何か刺激されるものがあるのでしょうか。

この本でも、推理小説というジャンルを忘れて、自分が江戸の町を歩いているような錯覚になった場面がいくつかありました。作家の筆使いが成せる技なのか、それとも日本人としての血が騒いだのか、その真相は定かではありませんが。

→作者の他の作品:
  ・『点と線』 (2009/11/02の記事
  ・『砂の器』 (2005/05/03の記事

→次に読む本を発見!
  ・『松本清張の日本史探訪』 (2022/12/30の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)

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