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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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アルバイト
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読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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711冊目!



<発見!角川文庫2011>より

猫の世話と仕事に明け暮れ、新しいPCの操作に戸惑っていたら、更新が滞ってしまいました。

この本は、江戸時代を舞台とした短編推理小説を集めた本です。探偵ではなく、岡っ引きや同心たちが事件解決のために活躍します。

清張が歴史にも強い関心をもち、対談の本も出していることを最近知りました。「点と線」「砂の器」だけしか読んでいないため、執筆当時の最先端トリックを駆使して物語を緻密に組み立てている作家、というイメージしかなかったのです。。。

時代ものの小説を読んでいると、(清張に限らず)どこか懐かしさやほっとする感覚を味わうことがあります。江戸時代の暮らしや街並み、情景を想像すると、私の心の中でも何か刺激されるものがあるのでしょうか。

この本でも、推理小説というジャンルを忘れて、自分が江戸の町を歩いているような錯覚になった場面がいくつかありました。作家の筆使いが成せる技なのか、それとも日本人としての血が騒いだのか、その真相は定かではありませんが。

→作者の他の作品:
  ・『点と線』 (2009/11/02の記事
  ・『砂の器』 (2005/05/03の記事

→次に読む本を発見!
  ・『松本清張の日本史探訪』 (2022/12/30の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)

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大学を卒業してから読んだ本の数が、ちょうど710冊になりました。

701冊目から710冊目まで、背表紙幅の合計は14.4cmでした。

ここで、1冊目から710冊目までの背表紙の厚さを全部合計すると973.2cmです。

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710冊目!



先日の記事で「野良だった猫を飼う」決心をしたことを書きましたが、背中を押してくれた事柄の一つが「サンシャイン池崎さん」でした。

某テレビ番組で、保護猫の預かりボランティアに取り組む企画を不定期に放送していて、立て続けに観ているうちに「猫が次第に人間に馴れてくる」様子を目の当たりにしたのです。同じ屋根の下に猫がいるという生活がどんなものなのか、見学させていただいている気持ちで今でも毎回楽しみにしています。

池崎家には既に猫が2匹います。彼らはすっかり飼い主になつき、次々にやってくる保護猫たちに「このおじさんは怖くないよ」と教えてやっているかのようです。その2匹と池崎さんとの出会いについて、詳しくまとめられているのがこの本です。

SNS(TwitterやYou Tubeなど)でも経過をたどることはできるのですが、撮りおろしの写真や保護猫コラムもあって、猫好きや池崎ファンにはたまらない1冊。初めて「保護猫」という言葉に触れる読者にも、わかりやすく説明が書かれています。

印象的だったのは、漢字にふりがながついていたこと。そして、行間を広くとり、読みやすいレイアウトになっていたこと。子どもたちにも気軽に手にとってもらえるよう、工夫をこらしたことがわかりました。

番組内でもいじられていますが、素顔の池崎さんは猫にも人にもやさしくて思いやりがある方のようです。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.5cm)

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709冊目!


この本、1年以上前に1度読み終わっていたのですが、いろいろあって更新するのがずっと延びていました。

結論から先に言います。私、この本に書いてある手順で猫を拾い、飼い始めたんです。

きっかけは、2020年の秋頃から近所で1匹の野良猫を頻繁に目撃するようになったことでした。団地の敷地内や近隣にいつも出没し、昼にはお気に入りの場所(数か所)で丸くなって眠り、夜になるとある家の前でごはん待ちをしていました。

チャンスがあればデジカメで写真を撮り、何時ごろにごはんをもらっているのかこっそり観察したこともあります。「もし、この家がペット可の物件だったら、引き取ってお世話するのになぁ・・・」と思い始めていました。

小学生の頃、友人の家で猫と遊んだことがあるくらいで、私自身に飼育の経験はありません。もし飼うとしたらどんな世話が必要なのか、ネット検索や図書館の本でポツポツと調べていきました。その過程で手にした本のうち、1冊が今回の「野良猫の拾い方」です。

動物についてのテレビ番組も観るようになり、ペットショップで購入した猫と野良から拾った猫では飼育方法が少し異なること、「保護猫」や「地域猫」と呼ばれる猫たちがいることも知りました。

近所で見かけた件の猫には、左耳に切れ込みがありました。人が1度捕獲し、避妊または去勢手術を施した印です。そういえば、数年前に猫の保護団体が来て活動していたのをぼんやり思い出しました。あのときに施術を受け、放されたうちの1匹だと思われます。

多くの場合、手術を受けた猫たちは里親の元に引き取られるか、元の地域で食べ物を定期的にもらって世話を受け続けます。繁殖できなくなった分、残りの命を全うすることは保証されるのが普通です。しかし、私が見つけた猫はそうしたサポートを受けられないまま、その日暮らしを送っているようでした。

地元の自治会や、近所の保護猫団体などに連絡をとり、保護や見守りをすることはできないか相談をしてみました。前者からは、「猫嫌いな役員を説得できない」と断られ、後者からも、ちょうど猫の繁殖の季節で保護依頼や相談が多く、すぐに対応はできないとこれまた事実上のお断り。さらに、団地では以前にも猫関連のトラブルが発生し、毒餌がまかれた事件もあったと耳にしました。

その頃には、毎日の猫の観察が日課になり、デジカメにはかわいい写真もたまり、愛着がわいてきてしまっていた私。決めました。

「ペット可の物件に引っ越そう。そして、あの猫をうちで保護して世話しよう」

そうして、p12-p19の「捕獲」のページを何度も読み込み、昨年の夏は引っ越し作業と猫の保護(捕獲)作戦とに明け暮れていたのです。(仕事もなんとかこなしていました。。。)

詳しい捕獲の様子はまた別の機会に。3か月ほどかけて素人の猫保護は成功し、現在は新居でp91からの「人馴れ」の練習をしています。まだまだこの本にはお世話になることが多いです。

猫

(F市図書館で借りた後、書店で購入・背表紙幅:1.5cm)

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708冊目!
(2012・新潮文庫の100冊)



以前に読んだ「片眼の猿」では、最後の大どんでん返しが強烈な記憶に残っていました。そのイメージで読んだ本作も、「あぁやっぱり同じ仕掛けが入っているのか」とニヤリしつつも、想像を上回る別の仕掛けにノックアウトされました。

主人公は小学生の男の子。クラスメートが自宅で死んでいるのを目撃する、という衝撃的な場面から物語が始まります。読者からすると、てっきりこの子が探偵役になって、事件の真相や犯人を追い、解決してハッピーエンドになると思いがち…いや、期待したくなるところ。

事件(?)は意外な形で真相が明かされ、もやもやする読者に対してこれまた大きなタネ明かしが披露されるのです。(私の場合、読み終わった途端さーっと血の気が引きました)

1回目に読んだときと、2回目に読むときで、あらすじが全く違ってきます。伏線があまりにもさりげなく張り巡らされているので、もう1度読み直したくなってしまうのです。

作者はこの作品を発表した後、さらなる話題作も次々と発表していますが、あいにく私は未挑戦。今更いろいろ読んでみたくて気になり始めたところです。

著者の他の作品:
  ・『片眼の猿』 (2015/09/20の記事
  ・「光の箱」 新潮文庫編集部 編 "Story Seller" 収録(2013/11/19の記事
  ・「暗がりの子供」 新潮文庫編集部 編 "Story Seller annex" 収録 (2016/10/31の記事
  ・「やさしい風の道」 『あの日、君と Girls』収録 (2015/06/26の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.8cm)

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707冊目!



「発見!角川文庫2011」より

小学生の頃、地元では野球よりもサッカーの方が人気でした。サッカーチームや小学校のサッカー部の活動が盛んで、授業中もプロ野球よりJリーグの雑談が多かったのを覚えています。

中学では女子サッカー部のない女子校に進み、私は結局サッカーとは縁のないまま歩んできました。かつて小学校のグラウンドでサッカーボールを追っていた同級生たちは、その後どうしたのだろうとときどき思いを馳せています。

中学や高校でもサッカーを続けていただろうか。違う学校に進学して、試合で「よう、久しぶり」なんてやりとりをした人たちもいたのだろうか。今も続けている人たちも、いるのかなぁ。

この作品では、「再会」が一つのテーマになっています。主人公たち6年生だけでなく、大人たちの再会も描かれています。中学生向けかなと思って読み始めましたが、今もサッカーが好きな大人たちが読むと、より味わい深く感じられるのかもしれません。

→同じシリーズの作品:
  ・『サッカーボーイズ 雨あがりのグラウンド』 (2023/02/26の記事
  ・『サッカーボーイズ 蝉時雨のグラウンド』 (2024/04/27の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.1cm)

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